珍しく時事ネタ。各方面で叩かれてる日銀の福井総裁、ぶっちゃけ何が悪いのかわからん。村上ファンドに1,000万投資してたからって何で叩かれないといかんのかと。別に取引に関して村上ファンドに便宜を図ったとかそういうのでもな無いみたいだし(今のところ)。
『福井さんが自分の稼いだ金を村上ファンドに金を出し、儲かったから利益を受け取った』ことと、『村上ファンドの代表がインサイダー取引で捕まった』ことには何の関連も無いでしょ。出資したのは福井さんが村上ファンドにインサイダー取引疑惑〜なんて話題は出ていない時だし、富士通総研という民間企業にいた時だし。自分で稼いだ金を使って利殖に回しても何もやましいところなんか無いじゃないか。1,000万をある銀行に預けて、その銀行がヤバくなったときに過剰に日銀特融した、って流れなら叩かれてもかまわんと思うが。責めるべきはその当時村上ファンドに1,000万なり2,000万なり出資しなかった自分であって、出資した人じゃないだろと。1999年と言えば既に金利なんてあって無きが如しだったような気がするし(違ってたら誰か突っ込め)、よりリターンの高いところを選んで出資したとしてもそれはその人の判断が上手だったってだけの事。自分が金利の低い銀行や郵便局に預けっぱなしで大して増えてないからってうまく儲けた人を叩くのははっきり言ってみっともない。羨ましいと思うのは構わないと思うけど。
『庶民には考えられない話』とか福井叩きを煽っている新聞もあるけど、お門違いもいいところでしょ。他の都合の悪い話題――例えば朝銀の公的資金(=税金)投入の追加100億円とか――から庶民の目を逸らす為としか思えないのは俺の心が汚れているからですかそうですか。あ、これはスポニチじゃなく朝日の使う手か。